本
2011年 08月 08日
本が大好きだ。
本であれば、小説でもマンガでも、
ファッション雑誌でも、絵本でも、大好きだ。
一人で電車でお出かけする時には、必ず、文庫本持参だ。
最近、持ち歩いているのが、
小川洋子さんの『科学の扉をノックする』。
科学なんて嫌いだ~!っていう人でも、多分、これを読んだら、
科学ってなんて面白いんだろう!!もっと知りたい~!! となるはず。
あまりにも面白いので、読み終わるのが惜しくて、チビチビ読んでいる。
なので、まだ半分も読んでいないのだが、
とっても、興味深い個所を見つけたので、
抜粋して、書いてみます。
「大腸菌から人間まで、すべて同じ遺伝子番号、同じ遺伝子暗号解読表を使っているんです。
これはすごいことでしょう。人類はみな兄弟だという人がいますが、
それどころかすべての生き物がDNAでつながっている。同じ言葉を同じ文法で喋っている。
そのことが、科学的に証明されているのです。
だからこそ私たちは、糖尿病の薬“ヒト・インシュリン”を大腸菌から作ることだってできるのです。
人間のホルモンや酵素、遺伝子のコピーも大腸菌から作られる。
大腸菌のおかげで何人ものノーベル賞受賞者が出ているんです。
だから私は、呼び捨てにせず、大腸菌様、と呼んでいます」
これは、遺伝子の専門家、筑波大学名誉教授の村上和雄先生の言葉だ。
大腸菌と人間が、同じ遺伝子を持っているなんて。
私は、そんなこと知らなかったので、本当にびっくりしたし、生き物って、不思議だなぁ・・と、
しみじみ思った。
人間さまが一番偉いわけではないんだぞ。
そう、言われてるような気がした。
ここの部分だけでは、よくわからないかもしれないけど、
本当に面白いので、よかったら読んでみてください。
とってもわかりやすく書いてあります。
そして、小川洋子さんのあたたかく、好奇心に満ちた、無垢なお人柄がよくわかると思います。
集英社から出版されています。
『あとがき』『文庫本のためのあとがき』、最後の『取材アルバム』まで、隅から隅まで読んでくださいね。
・・・なんて、じつは、『文庫本のためのあとがき』読んでしまったのです。
普段は読まない事もあるのですが、これは絶対欠かしてはいけないコーナー?です。
よろしく。
by mayumi36319
| 2011-08-08 02:20
| 大好き